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森に続く小径を今日も往く。その森の奥深く、生命の泉があふれるところ。思い出すように、懐かしむように、足裏をしっかりと地につけて、歩む。
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春先、まだ風の冷たい ある朝のこと

洗濯物を干そうと 私は庭に出た。

ふと、目線を下に落としたとき

物干し竿の下に メジロを見つけた。

怪我をしているのかもしれない・・・

そう思って、メジロをそっと 手のひらに乗せてみた。

すでに 息が絶えているようだ。

見たところ、外傷はない。

いったい全体、どんな事情があって 

メジロは ここで 息を引き取ることになってしまったのだろうか?

手のひらの中のメジロは もう ぬくもりも やわらかさも 失われて

小さなムクロと なっていた。



このときの事は、以前もう一つのブログ「窓辺の猫」


(今は「月夜の海、朔の森」)に 書いたことがある。



庭の隅に メジロを埋めてやりながら 思ったこと・・・。


人間が墓を作る 元々の動機は、植物の真似にあったのではないかと。

案外、植物の種が 土から芽を出すのに倣って(あるいは、あやかって)

一つの生涯を終えた者の 再生を 願ったのかもしれない。

『見えない土に還る』



さて、こうして 私の小さな森にも メジロが還ってきた。


そのメジロに 引っ張られるようにして

ウグイスも 還ってきた。



と言うのは・・・


「ウグイス色をしたメジロ」という 私の勘違いから 生まれた物語があったのだ。

ウグイス色として 一般に認識されている色は、実はメジロ色。

メジロもウグイスも 知っているくせに、勘違いをしていたことがきっかけで

私は、メジロからウグイスへと 連想ゲームのようにして

一つの物語を 書いたことがあったのだ。

それが、今、何か合図でもあったかのように

一つところへと 集まり始めている。



ブログ『りとる ふぉれすと』は、これまで単なる夢の記録だった。


しかし、思いもかけず この森に 動物たちが現れ始め

そのことも また記録しておきたいと 思った。

記録は、もちろん「言葉」で行う。

だが、言葉の宿命として

表出した先から 零れ落ちていくという はかなさが あり

書けば書くほどに 言いたいことから遠ざかってゆく もどかしさが ある。

ある意味、言葉は 表に出た途端 腐敗し始めるのだ。

そして、その 言葉から洩れてこぼれた エッセンスのみが 

言葉の裏側の異次元で 醗酵を 始めるような気が した。

言葉を紡ぐとすれば 腐敗する言葉(名づけ、意味づけ)を解体し

醗酵を促すような、いつか、そんな言葉を 紡げたなら・・・と

叶うものなら そんな物語を 紡いでみたいと 願っている。 











 

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