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森に続く小径を今日も往く。その森の奥深く、生命の泉があふれるところ。思い出すように、懐かしむように、足裏をしっかりと地につけて、歩む。
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昨年、蛙が浄化のシンボルであると知った その翌朝

出勤しようと外に出た私を


車のボンネットの上で 待っていてくれたのは


一匹のアマガエルだった。



その姿を見た瞬間、私の心は

十数年前の ある朝に飛んでいた。






その頃、次男は幼稚園に通っていた。

いつものように、自転車で次男坊を幼稚園に送っていこうとしたら


自転車の前カゴの縁に、一匹のアマガエルが・・・。




カエル好きの次男坊は喜んで、

「カエルと一緒に幼稚園に行く!」と言う。


落ちちゃうといけないので、ちゃんとカゴの中に入れて


次男坊は意気揚々と自転車の後ろに乗った。




幼稚園までの道のりを カエルが楽しんだかどうかはわからないが


次男坊はしきりに後ろから私に声をかけた。


「カエル、乗ってる?」


「乗ってるよ。」


信号で止まっても、踏み切りで止まっても


カエルは前を向いたまま、静かに乗っていた。




幼稚園に着いて自転車を止めると、


次男坊が飛び降りるのと同時に


カエルも自分でカゴの縁に跳ね上がってから、園庭に跳ね下りた。


まるで到着地点を知ってたかのようで、おかしくて


かわいくて、一緒に歩いていくカエルと次男坊を


ほほえましく見送った。






そんな出来事が、一瞬のうちにフラッシュバックして

今、まさに


私の車のボンネットで、発進を待っているカエルは


あの時のカエルのようで(個体としては違う蛙だというのは分かっているが)


私は、カエルを乗せたまま 車を走らせた。


途中、振り落とされることも、自ら下りることもなく


カエルは無事、私の職場に到着。





駐車場に車を停めたとき、カエルはまだ動かずにボンネットの上にいた。


車のドアを開けたとき、私は何人かの人に「おはようございます」と声をかけられて


「カエルがね・・・」と、相手にとっては、わけのわからないことを口走ってしまい


あわててカエルをボンネットから下ろし、その後を見守ることもせず


同僚たちとその場を去った。


ちゃんと見送らなかったことや、話しかけなかったことが


心残り。


でも、カエルは、そんなことにも きっとお構いなしで


浄化のサインを送ってくれたのだと思う。




だいぶ遅くなったけど、ありがとう!




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